継続する技術
正直に言おう。私は行動は早いが習慣化は苦手だ。習慣化が得意だというその道のプロの並走してもらった事もあるが、彼らが去った後はまた元に戻る、という繰り返し。
ダイエット、語学、運動、年の数の軽く3倍は挫折してきた。
コーチやその道のプロ達が言う「自分との約束を破るのは気持ち悪くないのかー!!」「それがおまえの理想の姿なのかー!!」「そうでないならただやれー!やるんだ!!!」という雄叫びは、真っ当極まりないお言葉である。しかしながらこちらもだてに挫折してきた訳じゃない。なんせ年齢の軽く3倍は挫折してきた訳なのだ。気合いと根性で乗り越えられる人間であれば、そもそもコーチなどつけない。
しかしながら私はふと気づいてしまった。私は「やらない」を継続していると。なんだ、私ったら習慣化ができない訳じゃないじゃん。めっちゃ習慣化してるやん。(”やらない”をだけど。)
この気づきから私はめでたく「習慣化できない」という皮(思い込み)を脱ぎ捨てた。私は習慣化できる!なんなら特技!!!!
バカ野郎の話に聞こえるかもしれないが、習慣化できない大きな理由の1つは自分自身で「自分は習慣化が苦手だ」「自分は続けられない」そう思い込んでいる事にあると思う。あなたは続けないという事をしっかり習慣化し続けているのだ。しかも何度も!!!!
そんな人間に続けられないことなどない。習慣化できない人間などいない。
そう声を大にして申し上げる。(ちなみにディスってはいない。)
しかしながら、その方法をわかっていない。なぜならあまりに自然にそうしてしまうから。やりたくない、めんどくさいという、自然発生する感情を制して動く方法を知らないだけなのだ。人の感情や思考のコントロールは気合いと根性だけでは不可能だ。一度や二度ならまだしも、ロングタームで続ける事は非常に難しいことである。
そこで私は継続できる方法を1から知ろうと思った。修造のような感情論ではなく、論理的に。その時の1冊が
「200万人の挫折と成功のデータからわかった継続する技術」
という本である。著者は200万DL超の国内No.1習慣化アプリを開発した戸田大介さん。膨大なユーザーデータを分析して「続けられる人になる」シンプルな原則をおもしろわかりやすくまとめてくれている。普段本を読まない方でもサクッと読めるだろう。ちなみに私はオーディブルもサブスク登録しているので耳読書で。(ちなみにオーディブルなら無料で聴ける。)
この本はまずはじめに「習慣化は本当に難しいことである」という事を様々なデータを元に教えてくれる。例えば目標別、30日以内に挫折する割合は下記の通りとのこと。
ストレッチ:85.0%
家でできる筋トレ:83.9%
勉強:87.7%
ジムに行く:94.9%
そう、挫折は決して自分がダメなやつだから起きる事ではない。もはや自然現象なのだ。
それでもやっぱり運動や勉強を習慣化したいと思う方は心からこの本をオススメする。習慣化を成功させるための”シンプルだけど、すごく効く”、客観的な事実をもとに導きだされた「習慣三原則」たるものが書かれてある。実際に読み、この原則を守った人は、筋トレや勉強などの30日間継続成功率が【8.23倍】になることがわかったそうだ。
年齢の軽く3倍は挫折してきた私も例外ではない。どんなコーチの言葉も空振りに終わっていた私がこの本を読み、あっさりと毎朝の運動を習慣化してしまったのだ。
運動が習慣化したことで、体調も気分も滅多に落ちることはなくなった。運動だけは習慣化できないと思い込んでいた私がほぼ毎朝30分走り、仕事で難しい日は駅やスーパーまでの道を歩いている。もはややらないと気持ち悪いゾーンに入っているので、習慣化したと言えるだろう。
運動の習慣化は仕事やプライベートにも良い影響を与えている。何より気持ちが良い。
今年こそ何かを続けたいという思いがある方、ぜひ読んでみて!きっと変わるから。
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